福井 ~社会の再生産~
2011年 08月 13日
金沢から列車で2時間。福井県は鯖江というところに友人が長期帰省中、ということで図々しくも立ち寄らせてもらった。
到着するなり、
「どこ行く? 福井何もないけど?」
と、車で曹洞宗の大本山、永平寺へ。
偶然にもその晩は、お父上の誕生会。ご両親、お姉さんご夫婦と5歳になる姪っ子ちゃんと、「良いもの見せてもらった」のは、むしろそのご家族だった。
「おじいちゃんがいます。おばあちゃんがいます。お父さんがいて、お母さんがいます…」
というのが「当たり前」ではなかった私は、生殖とかそういうものを、杓子定規に考えすぎてた。だから自分が結婚するとか、親に孫を見せるとか、もっと「支配」できると思っていたんだ。心で。
恋愛と結婚について、先日人に聞いた話。
「恋愛は本能、結婚は社会を安定させるための仕組み」。
恋愛でドキドキするのは、子孫を残そうという生物的本能であり、結婚は、安心して子育てするために作られた社会的仕組みである。つまり結婚は恋愛のゴールではないし、実は両者に直接的な関係はない。
生理的順番としては、恋愛→出産→結婚ということ。ただ社会的な都合として結婚が先にある。この順番を、ちょっと真面目に考えすぎてた。
今分かることはただ1つ。体だけは本当に正直。
SABAE, FUKUI
by tokyo100k
| 2011-08-13 00:00