20代最後の旅 -2日目-
2009年 03月 20日
2日目は早朝の春日大社から。
朝と雨が創る静かな境内は、なるほど、鹿さんの広告する通り。
昨日に続き、再び東大寺周辺を散策。
多くの人が「氷室神社」に入っていくのを見て、私も。。。
境内に桜が咲いていた。
ちょうど雨上がりだったため、光の粒は丸くなって。人も泣いたら、丸くなるっけ。そんなことを感じながら。
池を見れば、ああ、自由を守るはずの境界線が、自由を阻む境界線になっている。
と、とりとめのない考えは、仕事に悩んでいればこそ。そう、29歳は、悩んでいた。
東大寺からちょっと行ったところに、昔ながらの町並みを残す「ならまち」がある。
日本家屋は良い。
無駄がない。無駄に悩む隙がない。
奈良を後に、近鉄線で高の原へ。
奈良市神功1-17。昔住んでいた団地の番地。今回の目的は、そこを歩くことでもあった。
そして、歩いてみて。
小さな頃の私には、もっと、大きな道だった。大きくなって歩いてみたら、道が小さくなっていた。
成長って、してからやっと気づくんだ、と。
近鉄線は、京都へ。
南禅寺で桜を見て、
哲学の道経由、法然院。
世界を照らすきらきらの光が、今回の旅も成功だったと、教えてくれている気がする。
そう、旅はいつも教えてくれるんだ。
私はcolorfulに生きたいんだって、ことを。
夕暮れは旅の終わり。
「ぷらっとこだまプラン」に間に合わせるため、走って走って京都駅へ。
忙しかった。忙しかったけれど、いっぱい感じて、いっぱい実った、意味の大きい20代最後の旅だった。
NARA, NARA
by tokyo100k
| 2009-03-20 00:00
| 趣味